発達性ディスレクシアは(おそらく)生まれつき、大脳の機能の問題で、
読み書きが正確にまたはすらすらとできない症状です。
日本語では人口の8%がそうであるとわかっていますが、
外見からわからないことと、自分でもどう違うのかわからないので
本来の力を発揮できていないことが多いです。
ディスレクシア月間を通して一人でも多くの方に知っていただき、
ディスレクシアのある人たちがいきいきと社会で活躍できるように
お力添えください。
10月にやったことをSNSで
「#ディスレクシア月間」をつけて
お知らせください!
「ディスレクシア月間2024 に参加する」から登録ください。
登録するとロゴ、チラシ、ディスレクシアの現状がわかる資料がダウンロードできます。国連で10月にディスレクシア啓発デイの制定案が出されています。
今回、日本でLD/ディスレクシアに関連した事業を実施している主要6団体が共同して
啓発月間を開催いたします。
まず「見方」を変えて「味方」を増やそうということで、一人でも多くの方に
ディスレクシアについて知っていただき、「ディスレクシアだから大丈夫!」と
思っていただける社会をめざします。
ぜひ、活動に賛同いただき、何らかの形で参加をいただきたくお願い申し上げます。
◆1クラスに3人もいます!
日本語では日本の人口の8%程度いることがわかっています。
英語で調べたらどれくらいいるのでしょうか?※1
知的には問題がないし、聞いて理解したり、発話で伝えたりすることはできるのに文字や文章の読み書きに困難さが見られます。文字が当たり前のように使われる社会ではたくさんの障壁が存在します。
◆誰も気づかない、気づいてもどうしていいかわからない!
努力しても学習で成果が出ないので自信を失ったり、やる気が出なかったりして、その結果不登校や心身の不調をきたすこともあります。※2
気づいたら相談、スクリーニングやアセスメントを通して、どんなところが大変なのか、どんな学び方がいいのかがわかります。
学び方の選択肢が広がり、一人一人に合った方法があたりまえに選べる環境が広がれば、大きな問題ではなくなります。
◆持っている力を発揮していきいきと活躍できるようお力添えを!
※1 日本語で8%(Uno et. al. 2009. Reading and Writing. )、日本語話者において英語で困難さが顕著に出る人は少なくないがその統計は現在ない。
※2 不登校は約25万人いるといわれるが、LDの35%が小学校で、60%が中学校で不登校を経験する。(鳥取県の調査では不登校児童の約35%、不登校生徒約60%が学習障害であることが示されています。(小枝, 2002))
※3 マンガと動画の提供 練馬区社会福祉協議会 練馬ボランティア・地域福祉推進センター(https://www.neri-shakyo.com/department/volunteer)
読書バリアフリー法は、障害の有無に関わらず、すべての人が読書による文字・活字文化の恩恵を受けられるようにするための法律です。今年も図書館に働きかけて、ディスレクシアの啓発と読書バリアフリー法の実施が広がるようキャンペーンを張ります
・ディスレクシアに関するポスターをはる、チラシを配布する
・ディスレクシアに関する書籍のコーナーを設けて展示する
・ディスレクシアの人たちが読みやすい図書を用意する(聞く読書、動画など)
・図書館職員の研修、勉強会を開く